コーヒーインストラクター2級に合格！対策をお伝えします

2024年11月に開催された第43回コーヒーインストラクター2級を受験し合格しました。
講習会や試験の内容、もう少し力を入れるべきだったポイントなど、今後受験される方に役立つであろう情報をまとめてみました！

講習会

コーヒーインストラクター2級を受験するためには、講習会の参加が必須となっております。

私が参加した講習会は9:45 ~ 17:00という1日のスケジュールだったので、参加前からちょっと面倒に感じておりましたが、コーヒーに関する基礎知識の得ることができ、非常に学びが多かったので長く感じるということはありませんでした。

講習会の内容はコーヒー検定教本が題材となっており、試験に出題されそうな箇所は講師の方がかなりわかりやすく強調してくれるので、参加前に2, 3回ぐらいコーヒー検定教本を流し読みしていれば、おおよその出題範囲は想像できるかと思います。
※講習会では電子機器の使用は不可能なので、スマホやパソコンでメモを取ることはできません。

また講習会中に、4つのカッピング時間があります。
産地や焙煎度などでコーヒーの味わいがどのように変わるのかを知るためで、講義の途中で配られるので長い講義の中でもしっかりコーヒーを飲むことができます。

私が参加した講習会では以下のコーヒーの組み合わせが出てきました。⇩
1つ目

• アラビカ(コロンビア)
• カネフォラ(インドネシア)

2つ目

• コロンビアの中煎り
• コロンビアの深煎り

3つ目

• 水洗式コロンビア
• 非水洗式ブラジル

4つ目

• 焙煎してから時間が1週間程の豆
• 焙煎してから1年経過した豆

実技ではカネフォラとアラビカの違いを判断する試験がよく出るようですが、カッピングの時間に提供されたコーヒーの組み合わせの中から出題されるので、違いを覚えておくと試験当日に焦ることはないのかなと思います。

テスト

テストは試験対策のYouTubeや問題サイトを参考にさせていただき、そのおかげで受かりました。

YouTube

問題サイト
https://ookonakagami.kan-suke.com/

受験前はこの内容だけ暗記すれば受かると考えていたのですが、想定していない問題も出て、少々焦る場面もあったので、確実に不正解だったと思われる問題を記載しておきました。↓
※実際のテストの文章と一致していないですが、内容は同じだと考えてください。

Q.地図からグアテマラアンティグアの位置が記されたアルファベットを選択してください。
地図に関しては国の位置を把握するだけで、地域は暗記はしておりませんでした。
YouTubeなどの参考問題集では国の位置だけで、地域は出ないだろうと考えておりましたので、問題を見た時は流石に焦りました。
詳細部分まで覚えることで満点に近づくと思いますが、地域に関する問題は1問だけだったので、捨てるという選択でも良いかもしれません。

Q.焙煎中によって...(省略)...、失われる成分はAで、Bは変わらない。
水分やショ糖に関しては記憶していましたが、アミノ酸やクロロゲン酸を記憶しておらず、アミノ酸とクロロゲン酸を逆で回答してしまいました。
焙煎に関する問題は、文章の中に抜けている箇所があり、その箇所に入るのはどの成分なのか？という出題形式でしたので、消去法で大体当たると思いますが、細かい箇所で点数を落とすかもしれないので、個人的には暗記しておいて損はないと思いました。

Q.以下の選択肢から非水洗式が主な精製方法の国と水洗式が主な精製方法の国を選択してください。
この問題は複数の選択肢を選ぶ問題でしたので、おそらくですが全て回答が一致していないと点数を取ることができないと思います。
この中で特に悩んだのは、エチオピアを選択するかどうかです。
エチオピアは非水洗式と水洗式の両方を生産しており、どちらが多いか把握していませんでした。
暗記すべきとまでは考えていませんが、余力があれば覚えておくと点数が取れそうです。

取得してよかったか？

良かったと考えています。
コーヒーの基礎を勉強することで、主観ではなく客観的な知識を手に入れることができましたし、幅広い知識を学ぶことができました。
なので業界内で働いている方だけでなく、というか働いてない方こそ、勉強する機会を手に入れることができるのでおすすめです。
ただしコストはそこそこかかるので、費用対効果を考えると人によって判断は異なるかな、という印象です。

今後について

2025年の7月に1級の試験が開催されるので受験します。
※応募しても受験できないこともあるので、受験可能であれば受けます🙏

私はコーヒーの木を栽培していて、いつか最高にうまい一杯を生産して飲むことを目標としてYouTubeもやっています。
自分で生産した豆がどの程度のものなのか？を判断するためにも、役立つ資格だと思いますので、まずは1級に合格して、その後は生豆鑑定士の取得も目指しています。

最後になりますが、毎月2 ~ 3本ぐらいYouTubeで動画を公開しておりますので、この機会にぜひ動画を覗いていってください！